名付けについて
名前を使う音によって性質が大分変わってきますので、命名においてはこの点を考慮して音を選ぶ必要があります。
性質の強弱は主に先天運・姓名の数・姓名の音から成りますので、どんな子供になってほしいかのイメージがある場合は、音を調節することで性質もコントロールすることが可能になります。
優しい子になってほしい場合
優しい子になってほしいと願う場合は、優しい音を使うと良いでしょう。母音が「う」「お」系の音は性質が優しく温和になる傾向がありますので、これらの音を使います。
優しい響きをもつ男性名の例
- ゆうと (土土火)
- そうた (金土火)
- りょうた (火土火)
優しい響きをもつ女性名の例
- はるな (水火火)
- きょうこ (木土木)
- ゆうか (土土木)
- ゆな (土火)
ポイントとしては、特に影響の強い名頭に柔らかい響きの音を用いることです。また性質は名前のみではなく、姓名あわせた時のものになりますから、苗字と総合して判断することが必要です。つまり、名前は優しくても、苗字とあわせると結果性情が強くなる場合があるということです。
優しい音タイプのメリットとデメリット
性情が優しく繊細になるため、人に対する細かな気遣いができるタイプです。また人当たりがよく、温和なため、人から好感をもたれやすい傾向があるでしょう。ただし引っ込み思案で気迷い傾向が出ますので、ストレスが溜まりやすいところがあります。
※ちなみに「きゃ」は強弱視点では「き」の属性ではなく「や」の属性となります。
強く勇ましい子になってほしい場合
強い子になってほしいと願う場合は、強い音を使います。母音が「い」「え」系の音は性質が強くなる傾向がありますので、これらの音を使います。
強い響きをもつ男性名の例
- しんじ (金金)
- せいじ (金土金)
- りきや (火木土)
強い響きをもつ女性名の例
- りいな (火土火)
- えりか (土火木)
- きりこ (木火木)
強い音タイプのメリットとデメリット
性情が強くサバサバしているため、周囲のことを気にせずにどんどん行動していけるタイプです。ただし気性が鋭く、やや思いやりに欠ける傾向があるため、冷たい人と見られることもあります。
私の場合は先天運・姓名の数・姓名の音の3つを考慮した上で名付けを行います。
器の大きい子になってほしい場合
器の大きい子になってほしいと願う場合は、土の音を用います。また中性的な音である「あ」の母音の音を多く用いることで、度量と温和さを兼ね備えます。
器の大きさをもつ男性名の例
- あたる (土火火)
- やすお (土金土)
- あやと (土土火)
器の大きさをもつ女性名の例
- あや (土土)
- ゆうな (土土火)
- えな (土火)
以上のタイプは名前に土をもち、鋭い音も使いませんので、概して度量が大きく穏和になる傾向があります。ただし、姓と総合して見る必要があることは同じです。
また、相生・相剋関係も性質に影響を及ぼしいますので、たとえば「よしき あや」といった名前の場合は、土が木に剋され土は弱まります。またこの名前は性情が+3と強いですから、音はそれほど温和とはなりません。
芯の強い子になってほしい場合
芯の強い子になってほしいと願う場合は、意志が強い木や金の音を用います。また音の強弱をやや強へ設定します。ただし全体のバランスや相剋に気をつけます。
芯の強さがある男性名の例
- きいち (木土火)
- かいじ (木土金)
- せいや (金土土)
芯の強さがある女性名の例
- かりな (木火火)
- きちこ (木火木)
- せいこ (金土木)
以上のタイプは木や金を含み、なおかつ音も強いですから、概して芯の強い性情となります。要点は木や金の音を剋す音を隣接させないことです。当然剋されると音の霊力が弱まるからです。
自我やや過剰となる例
ただし木や金の五行は自我が強くでやすい五行ですので、苗字とのバランスに気を配ります。以下は強すぎる例です。
自我が強く出る名前の例
- ささき せいじ (金金木 金土金)
- こだか きちこ (木火木 木火木)
- みやじ しんじ (水土金 金金)
以上のように全体としてあまり木・金に偏りすぎますと、性情が強くなりすぎるので注意が必要です。特に金には冷淡・自我・闘争心といった特性がありますので、これらの意を強めてしまいます。
とにかく明るい子になってほしい場合
明るい子になってほしいと願う場合は、火の音を積極的に用います。また、相剋させないようにします。
明るい男性名の例
- だいち (火土火)
- りくと (火木火)
- らいと (火土火)
明るい女性名の例
- りな (火火)
- ちか (火木)
- なつこ (火火木)
こちらももちろん姓と総合して判断します。このため「みずしま りな (水金金水 火火)」の場合は火が活きません。
怒りやすい名前の例
また火は相剋すると短気傾向が出ますので、この点に注意します。
短気傾向のある名前の例
- ほんま りゅうや (水水 火土土)
- ゆあさ たいち (土土金 火土火)
- ももせ らん (水水金 火)
特に姓と名の接続部が相剋しますと、性情やや短気となりますのでご注意ください。
頭の良い子になってほしい場合
賢い子になってほしいと願う場合は、「知」を象徴する水の音を積極的に用います。また、相剋させないようにします。
賢い男性名の例
- まさや (水金土)
- まさひこ (水金水木)
- ひさし (水金金)
賢い女性名の例
- まみ (水水)
- ふみこ (水水木)
- みく (水木)
以上のように名頭に水の音を用い、なおかつ金や木で相生させると良いでしょう。上の人達は概してクールで知的な性情を有するようになります。
ただし当然「頭の良さ」は音だけで決まるものではありませんので、すべてを総合して判断する必要があります。